中小企業診断士
略歴
- 1977年
- 埼玉県蕨市生まれ
- 1999年
- 東京都立大学 理学部 卒業
- 2002年
- 銀行系のシステム会社を経て
NRIデータサービス株式会社(現:株式会社野村総合研究所)入社 - 2005年
- 株式会社アタックス入社
- 2013年
- 株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 執行役員に就任
業務歴
企業再生サポート
- 財務・事業デューディリジェンス
- 再生計画策定支援
- 金融機関調整
- モニタリング支援 など
M&Aサポート
- 買収監査(デューディリジェンス)
- 株式価値評価
- アドバイザリー業務 など
計画経営推進サポート
- 中期経営計画策定支援
- 計画推進支援 など
管理体制の整備サポート
- 月次決算
- 業績管理
- 資金繰り
- 内部統制などの制度構築支援
経営顧問
著書・寄稿等
モノづくりで幸せになれる会社となれない会社(共著) 日刊工業新聞社 2015年6月
インタビュー
辻さんのキャリアヒストリーをお聞かせください。
大学卒業後に、銀行系列のSI会社に就職し、銀行の基幹業務システムのプログラム開発を担当していました。
その後、アプリケーションの開発だけでは情報システムの全体像を理解できないと思い、野村総合研究所系列のシステムインフラを開発している会社に転職しました。
それまで、システム開発を中心としたキャリアを歩んでいましたが、前職勤務中に新卒で入社した会社のときの同期から、中小企業診断士の資格を一緒に取らないかと誘われ、経営コンサルに興味を持ちました。
その後、中小企業診断士の資格を取得し、株式会社アタックスに転職したのです。
アタックス入社後は、会計をベースとした経営コンサルティングを行っています。
中小企業診断士の勉強をするまでは会計というものに触れたことはありませんでしたが、学生時代から数学を中心とした理系科目が得意だったこともあり、会計数字を扱うことに抵抗はありませんでした。
また、前職までのSI会社で得た論理的思考力は、コンサルティングを行う上で、非常に親和性の高い能力だと感じています。
現在は、クライアントの管理会計数字を分析し、ファクトデータを論理的に整理することで課題をあぶり出し、クライアントの業績改善に寄与することを心がけています。
お客様からどのようなや悩み、相談が多いのでしょうか?
バブル崩壊後、日本経済が停滞する中で、リーマンショック・東日本大震災・コロナ禍と経済環境に大きな影響を及ぼす事象が立て続けに起きており、当社のクライアントである中小企業にとっては厳しい経営環境が続いています。
そのような中で、やはり「資金繰り改善」や「収益改善」のご相談が多い状況です。
辻さんの仕事をする上での大切にしていることはどのようなことでしょうか
一度ご支援させていただいたクライアントとは、長期的なお付き合いをしたいと考えております。
クライアント企業の社長の最良の相談相手となれるよう、期待を超える価値提供とクイックレスポンスを意識してコンサルティングに取り組んでいます。
今までの成功事例をお聞きしたいと思います。
18年以上のお付き合いとなり、現在もお付き合いをさせていただいているA社のお話をいたします。
アタックスに入社し、半年ほど経過したころに担当したクライアントです。
A社のご支援は、当初後継者が社長に就任し数年経過したころで、経営幹部も次世代に世代交代したこともあり、第二創業としての中期経営計画を策定することになりました。
経営幹部も巻き込み中期経営計画を策定したことで、結果的に社長と経営幹部の一体感の醸成や経営幹部の経営意識の向上・危機意識の共有などの効果がありました。
中期経営計画策定後も経営顧問として継続してご支援させていただいております。
現在では中期経営計画のモニタリングのほか、業績管理制度や資金繰りなどの経理体制に関するご支援、組織風土診断や人事評価制度構築といった人事系のご支援、M&Aに関するご支援、営業戦略に関するご相談など、非常に多岐にわたるご支援をさせていただいております。
最後に一言お願いします。
常にクライアントの立場に立ったコンサルティングサービスを提供し、末永く社長の最良の相談相手となれるように貢献したいです!