コロナの影響で様々なイベント等がキャンセルや規制を受ける中、みなさんは桜を愛でる 機会はありましたでしょうか。
1年を通じて常夏のシンガポールでも桜を見ることができます。今回のコラムは、シンガポールでの花見をご紹介します。
花見と言いましても、ガーデンバイザベイのフラワードーム(屋内)内に咲いていまして、毎年3月に桜祭りが開催されています。
20種類ほどの桜が植えられていて、日本のように大きな木の下で花見とはいきませんが、およそ500本の小さな桜が色とりどりの花を咲かせています。毎年テーマが設けられていて、今年は桃太郎のストーリーが紹介されていました。 ポケットに手を突っ込んだやや老け顔の桃太郎が外国っぽくてとても笑えます。
今年はコロナの影響で、来客数が少なく、入場料も半額に割引されています。入場前には発熱していないか、自宅待機通知を受取っていないかなどの質問に対する回答を管轄当局にオンライン にて申請しなけば入場ができません。 (※)
規模は小さいですが、熱帯で桜を見ることができるとは知らず、季節変化がない国で、少し だけ日本の春を感じることができました。 ちなみに、室内はものすごく冷えてまして、来場者は 日向を探しながら、桜を愛でてました。
飲食店では桜祭り特別メニューが提供されています。 バンズもパテもソースもドリンクも全て 桜色です。 サーモンを使ったパテも肉厚で柔らかく、桜色のピリ辛ソースで味付けされていてとても良い味です。作り置きではないので、とても美味しくいただきました。
国境封鎖や外出規制により、ヒト・モノ・カネすべての動きに影響が出てきています。少しでも 早く平穏な状態に戻ることを祈るばかりです。
次回のシンガポールコラムもご期待ください。
※当コラムは3月中旬の取材に基づくものであり、現在は感染症拡大防止対策のため休園中となっています 。