税理士
略歴
- 1971年
- 三重県生まれ
- 1992年
- 証券会社に入社 証券外務員資格第一種取得
- 2000年
- 税理士事務所、公認会計士事務所等に勤務 税理士登録
- 2006年
- アタックス税理士法人入社
著書・寄稿等
- 月刊国際税務『ケーススタディ:海外出向者が一時帰国した場合の源泉徴収の取扱いおよび準確定申告について』(執筆) 国際税務研究会 2023年8月号
- 月刊国際税務『ケーススタディ:国外中古建物を譲渡した場合等の取扱い』(執筆) 国際税務研究会 2022年5月号
- 月刊国際税務『非居住者が株式を相続により取得した場合の課税関係』(執筆) 国際税務研究会 2020年8月号
- 月刊国際税務『個人の国外所得と外国税額控除について』(監修) 国際税務研究会 2020年6月号
- 税経通信『出張旅費負担をはじめとした日本親会社支援の対価の回収』(執筆) 税務経理協会 2019年9月号
- 月刊国際税務『非居住者のストックオプションにかかる課税関係』(執筆) 国際税務研究会 2018年7月号
- 月刊国際税務『グループ法人税制における外国税額控除の取り扱い』(執筆) 国際税務研究会 2017年1月号
- 月刊国際税務『居住者に係る上場株式等の課税関係について』(監修) 国際税務研究会 2016年11月号
- 『事業再構築のM&A実務(共著)』(共著) 中央経済社 2012年
インタビュー
永持さんのキャリアヒストリーをお聞かせください。
私はもともと事業会社で働いていました。経験を重ねる中で、その業務も面白くなってきましたが、やはり今後は「手に職をつけたほうが良い」と思い、働きながらでも資格取得が目指せる税理士を選んだのです。今考えれば、かなりアバウトなキャリアでバラ色な設計でしたね。(笑)
その後税理士を目指すため、事業会社を退職し、個人の税理士事務所で働きながらめでたく税理士資格を取ることができました。
アタックス税理士法人に入社した理由は、それまでの資産税の業務が多い事務所を経て、税理士業務の幅を広げたかったからです。
入社後は今まで経験したことがない業務ばかりで、しかも社内からの無茶ぶりも。
そんな毎日に驚き、耐えながらひたすら業務をしました(笑)
もちろん、一人でできない業務も多く、上司や同僚の温かいフォローとアドバイスのもと、業務をこなし経験を積むことにより何とか顧客に「語れる」段階まできました。
このころの業務の大変さが、今の自分のキャリアを支えているのではと、今になって思います。
法人業務だけでなく、事業承継も中心にやっていましたが10年ほど前に、アタックス税理士法人で手を付けていない「国際税務分野」について自ら手を挙げて前のめりに取り組みました。
国際税務を担当した当初は、顧客からの相談内容もよくわからず、同僚からの質問にも答えられず、「ほんとに国際税務ができるのかなあと不安だらけでした。」
しかし、国際税務の相談を一手に引き受けることにより、10倍速で知識と経験が積み上がり、今は顧客に自信をもって対応することができる段階まできました。
今となっては、税務顧問は当然のこと「事業承継と国際税務について語れる」レアキャラではないでしょうか!
お客様からどのようなや悩み、相談が多いのでしょうか?
法人のお客様からは海外子会社との取引にかかる相談がほとんどです。
その中で、親子間取引にかかる価格設定や海外赴任にかかる出向者の諸問題は特に多いですね。
その他には、海外進出のアドバイスや外国人労働者の受け入れの相談もよくあります。
個人のお客様からは、海外資産がある場合の相続対策や、海外法人を活用した節税対策のご相談が多いです。
永持さんが仕事をする上で大切にしていることは何でしょうか?
「自分が相手の立場であれば」はいつも考えています。
大切にしていることは、「相手が望むことを、聞きとり、できないことを先にいうのではなく、あくまでもそれをできるようにするための道筋とそれができなくなるリスクをキチンと説明する」というスタンスで常に考えながら取り組んでいます。
特に社長にはこちらが、「相談内容からの実行支援だけ」をするのではなく、「社長の夢を実現するためにどうするか」をいつも考えています。
アタックスのミッションは「社長の最良の相談相手」ですが、それにまつわるエピソードは何かありますでしょうか?
ある社長の株式承継を5年かけてプランニングから実行まで支援しました。
社長と後継者とで、定期的に打合せをすることにより株式承継以外の相談を受けるようになりました。そのおかげもあり、社長からは今でも一番最初に相談を受けます。
最後にこのインタビューを読まれている方に一言お願いします。
国際税務は「ヒト・モノ・カネ」が国境を超えた場合に登場します。
そこには、通常では考えられない課税関係が発生します。
海外子会社との間で「ヒト・モノ・カネ」が動く場合は、まずは「現状報告」を教えてもらえれば、何かしらのアドバイスをさせていただきます。
少しでも疑問や悩みをお持ちでしたらぜひお問い合わせください。