昨今の物価高や日本の経済情勢による為替変動の状況を見て、顧問税理士に相談してもタイムリーな情報もアドバイスもない。このままでは将来に向かっての資産保全ができるかが心配だ。
ご相談時の状況
不動産管理・賃貸業のY社。これまで国内で事業を展開し、それなりに資産規模を大きくし、日本の銀行や証券会社に資金を預けて運用してきました。
昨今の物価高や日本の経済情勢による為替変動の状況を見て、海外への資金の移動や海外の不動産について興味を持ち始めました。
昨今の日本の物価高や将来的に傾向の続く人口減少などから日本での不動産や金融商品だけでの運用では、今後の資産価値の保全が難しくなると不安を抱き、海外での資金の運用や不動産の活用はどうなのかとY社の顧問税理士に相談をしました。
しかし、「海外での資産運用は経験したことがないので、よくわからないし、ましてや税務の対応もできない」とのご回答。
これまで顧問税理士には、日本の税務申告等、様々な事項について適宜相談してきており頼りにはしているが、結局のところタイムリーな情報もアドバイスももらえず、このままでは先に進めないと感じていました。
たまたまある銀行の担当者との話の中で、海外で資産運用を行うお客様が比較的多いのではという情報を耳にして、国際税務を取り扱う「アタックス税理士法人」の存在を知り、問い合わせをすることになりました。
アタックスでの対応
まず、Y社とオーナーのご懸念や心配ごとをひと通りお聞きし、何をどうしたいかについて整理、確認しました。
また、海外での金融資産での運用や不動産の活用についてメリット、デメリットをご説明し、Y社とオーナーの目的に叶うものかを慎重にディスカッションしました。
それから数日間ご検討いただいたのち、やはりある程度のリスクをとっても海外での資産の運用等の取組みを行っていきたいとのことでした。
改めて、日本での事業や運用の状況、資産状況等を確認させていただいたうえで、個人と法人の全体の資産ポートフォリオを設定し、海外資産の枠を限定してその範囲の中で海外での金融資産の運用や不動産の活用を行うことをご提案しました。
現状、日本の資産と海外の資産のポートフォリオをバランスよく組んで、Y社が満足できる形で金融資産の運用や不動産の活用を行えているようです。
海外で必要な税務申告については、弊社の現地提携事務所と連携し対応することが可能で、その後、海外の金融資産や不動産の申告関係や関連する手続についてのご相談を引き続きいただいています。