社長塾では、全国から多くの経営者の方々に参加いただいています。
年齢は平均が約40歳(年齢範囲は20代~50代)で、業種も製造業や非製造業問わずに様々です。また、同じ立場や境遇にあり、学ぶことが目的であるため利害関係もありません。
そのような方々と出会えるのは、これからの経営者人生のなかで大きな資産となります。
ここで、経営者にとって人脈がなぜ大事なのかついて、お話しします。
1.社長は孤独、は本当か?
「社長は孤独である」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
正確には「孤独を感じる社長が多い」というのが実際のところですが、これには理由があります。
それは、立場の違い、です。
社長の代表的な仕事は意思決定をすることです。したがって、決断することからは逃げることが出来ません。
一方で、社員は意思決定を委ねることが出来ます。言い換えると、自分が決断をしなくても誰かに任せることが出来ます。
このように、決断することから逃れることが出来ない社長という立場に共感できる人は、会社にはほぼいません。
他にも、社長は社員に対して真の本音を語ることはできません。
社長が悩むポイントは、社員の人事の話や会社の財務の話など。誰かに打ち明けて相談したり、自分の考えを壁打ちしたくても、社員には話せない内容がほとんどです。
そのため、社長にとっては抱え込まざるを得ない状態が募り、益々孤独感を感じてしまいます。
そのため、「社長は孤独である」と言われるのです。
2.自分だけの「メンター」を見つける
そのように孤独感を強く感じている経営者の方々にこそ、全国から多くの経営者の方々に参加いただいている社長塾で「メンター」を見つけていただきたいです。
「メンター」とは、仕事やキャリアに関する助言や指導をしたり相談に乗ったりすることで、その人の成長を支援する人のことを指します。
日頃から親交の深い方々に相談する場合、同業であればお互いの腹を探り合う話になってしまう可能性があります。
そうでなくても本音を打ち明けて話すという弱みをあまり人に見せたくないという経営者心理が互いに働くかもしれません。そのような時にこそ、何の利害関係もない第三者がメンターとして適任です。
同じ研修を受け、意見交換を繰り返す中でお互いの強みや弱みを理解し、アドバイスし合える。そのような良きパートナーとして関係性を深められる社長塾を是非ご活用いただきたいです。
自分だけのメンターを見つけることが出来れば、経営者の孤独感が和らぎ、会社の経営にも良い影響がもたらされると思います。