経営者の学習について、例えばどのようなものがあるのでしょうか?
帝国データバンクが実施した「中小企業の経営力及び組織に関する調査」によると、「経営に関する知識・スキルを習得するために、直近5年間に実施した取組」については、次のようなものが挙げられます。
- 専門書やビジネス書の読書
- 無料の経営者向けの研修やセミナーの受講
- 有料の経営者向けの研修やセミナーの受講
- 自社の状況に応じたコンサルティングやコーチング
- 有志での勉強会
- MBAや各種資格取得
続いて、同じ調査における「学習内容の実践状況別、売上高増加率(※売上⾼増加率は2015年と2020年を⽐較している)」に関する統計データを見ると、これらの学習で得た内容をすぐに経営・業務で実践した場合の売上高増加率は7.7%です。
一方で、すぐに実践していない場合の売上高増加率は2.6%となり、その差は約3倍にもなります。
ここで得られた重要な示唆は、「経営に関する知識を学んだだけでは意味がなく、学習で得た内容をすぐに経営・業務で実践することが重要である」ということです。
しかしながら、学んだ知識を実践するにあたり、「自社への落とし込み」というのが非常に難しいです。なぜならば、主観的になりすぎるがゆえに、視野を広く持てないということが要因としてあるからです。
その問題を解消するために、社長塾では、受講生お一人おひとりに担当の伴走コンサルタントがついて1年間のサポートを行っています。
それでは、伴走コンサルタントとは、どのような存在なのでしょうか?
常に支えてくれるから心強い
経営者の皆さまが日頃行っている経営・業務には正解がありません。そのため、社長塾でお伝えしているのは、事例を交えた「経営の型」です。
財務やマーケティング、人事組織・労務や計画経営など様々な要素に対する「経営の型」を学び、経営・業務において自信をもって意思決定をしていただけるようになっていただきます。
その過程において、伴走コンサルタントはご自身の考えを整理するために行う「壁打ち役」になります。
「壁打ち役」ですので、静かにじっくり話を聞き、話に対して相槌や話を発散させたり収束させたりして思考の整理につながるようにサポートいたします。
また、必要に応じて「経営の型」に基づいたアドバイスを差し上げることもあります。別の視点で思考することとなり、学んだことの理解度が深まります。
「社長の最良の相談相手」として、伴走コンサルタントは受講生を常にサポートしていきます。
ペースメーカーとなってくれるから心強い
社長塾は1年間という長丁場です。そのため、経営・業務の状況によっては当初予定していたスケジュール通りには進まない、というケースも考えられます。
講義を欠席された場合は、後日共有されます講義の動画を視聴いただき、内容の習得を行っていただきますが、要点については伴走コンサルタントからもフォローさせていただきます。
また、中長期経営計画の策定にあたり、ボトルネックとなっている要点については時間をかけて検討していくなど、メリハリをつけたサポートが行えるのも個別にフォローしているからこそです。
実際に、伴走コンサルタントがいるからこそ、1年間のプログラムを完走できたという声も少なくありません。