アタックス社長塾への入塾動機のトップ3に入るのが「財務知識の習得」です。
会社を経営していくにあたり、売上や利益だけを見ていてはいけません。
「今期は黒字だったからよかった」
「売上が振るわず、赤字になってしまった」
と一喜一憂する経営では、利益が出ていても資金が足りなくなってしまう「勘定あって銭足らず」の状態になってしまいかねません。
長期的に安定して利益を出し続ける経営をするためには、「損益計算書」だけではなく「貸借対照表」や「キャッシュフロー計算書」に示されている「数字」まで理解できていることが重要です。
弊社アタックスグループは、1946年に創業した会計事務所が源流のコンサルティングファームです。そのため、「数字」に対する意識が非常に高いです。
そこで、社長塾では「数字で経営を語る」ことを目標に、経営者の皆さまに学びを深めていただきます。社長塾で、どのように「財務知識の取得」を目指しているかの一端を、ご紹介いたします。
1.まずは、「数字」に慣れるところから
財務に苦手意識を持たれている方の多くは、決算書を見慣れておられません。
そもそも、決算書に記載されている項目、言葉の意味が分からない……。
そのため、まずは「数字」に慣れることから始めていきます。
決算書にて示されている「数字」を平易な言葉で表現し、経営・業務で行われることとの繋がりを意識できるようにしています。
また、ある面で財務はスキルです。知っていれば読めるというものでもありません。
複数のケーススタディを用意しており、何回も取り組むことで「数字」に慣れてきます。
そして、決算書からどう経営を判断すればよいのかの「型」を身につける
決算書は結果であり、そこに記載された「数字」になるには要因があります。その要因を探るためには、会社のビジネスモデル(お金を稼ぐ仕組み)と決算書の関係性を読み解かなければなりません。
「会社のビジネスモデルは、どのようなものなのか」
「どこから資金が生み出され、どこに消えているのか」
「どのような手を打ち、その結果どうなったのか」
複数のケーススタディに取り組み、他の受講生と議論を重ねていただくなかで、自ずと「数字で経営を語る」経営者としての「型」が身についてきます。