アタックスの長谷川です。
16日17日の2日間に渡り、第15期アタックス社長塾の5回目の講座を開催しました。
第15期は、コロナ禍により延期していたため、約1年の期間ぶりの再開となります。
集合研修ではあるものの、会場受講とオンライン受講を交えた「ハイブリッド形式」での
開催となりました。(※写真のような感じです。会場とオンラインでのやり取りも行いました。)
第5講では、
- 人事課題解決実習
- 西浦塾長との経営対話
- 社員が頑張れば長期安定利益を上げられる戦略と儲かる仕組み
の3講義を行いました。
【人事課題解決実習】では、経営課題解決計画(中期経営計画)の策定のうち、
「社員力」にフォーカスをあて、自社での課題を設定し、解決計画の下地を検討する
実習を行いました。
そのなかで、塾生ごとに担当の伴走コンサルタントからフィードバックやアドバイスを
されながら自社に向き合う時間を久しぶりに持っていただき、「いい刺激をもらった」
という感想もありました。
【西浦塾長との経営対話】では、西浦塾長に登壇いただき、塾生からの質問や検討されている
計画の課題について示唆に富んだ話をいただきました。
特に、後継社長が意識しないといけないことは「会社の業績」と「社員の働きがい」を
両立させることであり、働きがいは社員の共通言語である「経営理念」と「行動環境」
から生まれるという話に、塾生は強いインパクトを受けたようです。
受講後のアンケートを見てみると、
- ”働き甲斐”という行動原理の重要性を感じた。
- やはり経営理念は大事。自社では社長がつくった理念があるが、まだ浸透しているとはいえない。色々今回聞いた話で社内での浸透に努めたいと思う。
- 働き甲斐は何から生まれるのかは腹落ちしました。
など、多くの気づきや学びについての声を聞かせていただきました。
そして、【社員が頑張れば長期安定利益を上げられる戦略と儲かる仕組み】についてです。
こちらの講義はアタックスOBであり、現在は福井県立大学の准教授である杉山氏に登壇
いただき、「池クジラ戦略」をテーマに講義を行っていただきました。
「池クジラ」とは、西浦塾長が先日出した書籍「高収益企業の“池クジラ”戦略 “強くて愛される”21社の成功に学ぶ」に詳しくありますが、池(=自社の戦う土俵)の中でクジラ(=マーケットリーダー)であるための「あり方」を示すものです。
池クジラ戦略を立てる考え方を講義ではレクチャーいただき、その上で必要となる環境分析
の手法(PEST分析や5F分析、4C分析、SWOT分析など)を事例を交えながら紹介しました。
今後の計画策定でも生きてくる戦略立案までを講義で扱ったため、塾生からは、
- 学びが多すぎて頭の中がまだ十分に整理できておりません。それほど充実した時間、気づきの多い1日でした。自らの手で実際にSWOT分析を行ってみることで、自社での取り組みイメージができ、大変勉強になりました。
- 立てる戦略によって全く違う視点になるということを理解しました。
- なんとなくわかっていたSWOT分析は実践してみると、より戦略構築していくにはわかりやすく、取り組みやすいことが分かった。会社全体の活用だけではなく、部門ごと、事業所ごとでも活かせないか考えたい。
と、早速実践してみようとする意見を多く聞くことができました。
約1年ぶりの講座を受講いただき、多くの情報を得られたかと思います。
その中で、1つでも多く実践いただき、会社の価値向上に役立てていただけることを
期待しております。
次回の第6講では、
- 一流社長との経営対話(ゲスト講師:㈱日本レーザー 代表取締役会長 近藤宣之 氏)
- 経営者の資金調達と金融機関と適切に付き合う方法
- 経営者の話し方・伝え方(実践・応用編)
の3講を予定しております。
コロナ禍で難しい情勢ではありますが、無事皆さまとお会いできることを楽しみにしております。