アタックスの長谷川です。
第17期社長塾の第3講「数字で経営を語るための財務分析」を先日開催いたしました。
講師はアタックスグループの代表パートナーで、当塾の副塾長である林が担当いたしました。
当講座は2回に分けており、第3講は主に座学中心の回となります。
今回行った内容は主に下記の3点について、学びました。
- 決算書の読み方(PL,BS,CF)
- 経営指標の計算と意味
- 経営分析のケーススタディ
まず、決算書の読み方です。
予め塾生に尋ねてみると決算書を見たことがない、あるいは見ても売上や(営業)利益のみ
というような方が多くいらっしゃったので、「決算書に慣れる」ことから話を進めました。
特に、経営の根本である「資金の調達→投資→回収」の流れをPLとBSをもとにお伝えしました。
また、決算書を読む意味合い、経営に活かす術についてお話しし、財務の重要性を
事例を交えて講師の林は繰り返し説明を致しました。
次に、経営指標について、
- 総合力
- 収益性
- 効率性
- 安全性
- 生産性
の5つを計算式や意味合いを含めお伝えしました。
そして、これらを使って経営分析を行うケーススタディ形式のワークを2題行いました。
個人検討とグループディスカッションを行うことで、財務分析の「型」を習得するための
トレーニングとなります。
次回の第4講では、ケーススタディを3題行う予定です。
財務分析の「型」を身に付けていただき、自社の経営に活かしていただきたいと思います。
最後に、第3講のアンケートから塾生の感想の一部をご紹介いたします。
- 数字で語るという意味が良く分かりました。ですが、まだまだ理解していない部分(言葉、比率など)があり、なかなかついていっていないところがあったので、復習をしっかりしていきたいです。
- 今まで決算書を見るのが苦手でしたが、本日の講義を受けて多少理解度があがったと思います。また、財務分析の大切さというのが分かり、自社の財務分析を早くしてみたいと思いました。
グループディスカッションを行っていると、自分の思いつかなかった点を気付かせてくれることもとても良かったです。 - 決算書からどの部分をピックアップして見ればよいのか、数字で物事の判断が出来るようになる。自社の決算書はほとんど見たことがないので、見てみたいと思う。
- ケーススタディを通して林先生の回答を聞くと「型を理解する」「切り口のみ頭に入れる」という意味が分かりましたら、数字で自分の会社を語れるように自社の決算書も理解できるよう頑張ります。
- 苦手な財務について、比較的わかりやすく話が入ってきたので、そんなに苦手意識なく参加できた。
- 自社が財務分析がPLありきであり、BSの視点から今後、財務分析できるようにしていきたいと感じました。
次回も財務について学びます。
自社の経営に活かせていただけるよう、まずは「決算書に慣れて」いただき、数字で経営を語る経営者を目指してください。