アタックス社長塾 プログラムディレクターの長谷川です。
先日、第17期社長塾の第12・13講を開催いたしました。
1日研修の前半、後半に分けて「コーチング」と「話し方」の2つの講義を行いましたが、
共通して「コミュニケーション」がテーマの一日でした。
個人的には、経営者の想いや考え方を社員にアウトプットするための「スキル」ですので、
本日参加された方も欠席された方も是非「続ける」ことをお願いしたいです。
宜しくお願い致します。
講義の内容について話します。
第12講はアタックスグループの岡田昌樹による「社員力を劇的に上げるための経営コーチング・スキル」でした。
「コーチング」の定義ですが、シンプルに言えば相手の「思考のからまりをほぐす」こと。部下などから相談を受けて指導(答えを言ってしまう)をしてしまうのは「ティーチング」です。問題や課題について「自分で考えてもらう」ために質問や助言を行うことが求められます。
実際、経営者の皆さまにとっては「ティーチング」の方が圧倒的に楽なのですが、自律した人財、社員力を発揮してもらうためには、グッと我慢して相手の思考に寄り添うことを心がけましょう。
このようなコーチングの解説を行った後、「体験コーチング」として3人1組になってワーク(トレーニング)を行いました。
自社に戻られてからは「傾聴の姿勢」で「話の本質(What)」を捉えるようにオープン/クローズクエスチョンを使って相手にも気づかせ、Howまで導くように日々実践いただけるとありがたいです。(欠席された方はコーチング解説のパート、必見です。)
そして、第13講の「経営者の話し方・伝え方(応用編)」は前回の第11講に引き続き横田章剛でした。
前回の基礎編を終えて、受講生の振り返りを聞いておりますと、「学んだことで人の話し方が気になった」という声が多く、前回のインパクトの様子が伺えました。
今回は、「スピーチに自分の意思を込める」というのが大きなテーマとなっており、話の構造を中心にレクチャーを行いました。何よりも自分の話したいことを話すことが意思のある発表につながるので、第17期の計画発表大会前に必ずトレーニングいただきたいところでした。
受講生のスピーチ練習を拝見しており、言葉ぐせ(え~、や、あの~等)や語尾が消えることはもちろん、ゆっくり話すことや一文を短くすることなど、伝わる話し方を意識して行っておられる方が多いことに感激をしました。この研修の時だけではなく、前回からの1か月間で気にして続けてこられていることが見えたからです。
是非とも、この「話し方」を意識して続けていただきたいです。スキルなので、必ず上達してきます。頑張ってください。
最後に、今回のアンケートからコメントを抜粋してご紹介いたします。
- コーチングをする上で、質問力が問われるのと同時に、相手の目標をしっかりと見分ける力が必要かであると強く実感しました。また、オープンクエスチョンを行い、相手に考える機会を与える事が大事だと分かりました。
- コーチングは「教える事」ではなく「考えさせる事」であると気づきました。
- コミットメントがないコーチングは雑談だ!雑談からコミットメントに誘導、明日から実践。
- 自分には文書力弱く上手くまとめられません。講義ではポイントを教えていただいたので実践したいです。結論→理由→具体例→結論。
- PRPEを意識しながら社内会議で発言する様にしていきます。
- 話し方の流れ、事前準備が大切だと感じました。人に伝わり、理解してもらう話ができるように進んで行きたいです。
さて、次回の予告ですが、東京会場での一泊二日の予定で、
第14講:計画策定実習①
第15講:計画策定実習②
を行います。
社長塾の成果物である「価値創造計画」の策定にいよいよ取り掛かります。
それに合わせて、事前の課題としてこれまでの課題の見直し+計画書の自社分析パートの作成をお願いしております。
これからハードになってきますが、伴走コンサルタントも事務局もついております。
一緒に走っていきますので、引き続き宜しくお願い致します!