アタックス社長塾 プログラムディレクターの長谷川です。
先日、第18期社長塾の第2講を開催いたしました。
今回は「強くて愛される会社の経営論(③池クジラ戦略)」で、
講師は当塾の塾長である西浦とディレクターの小島(おじま)が務めました。
この社長塾では「価値創造計画」という所謂、中長期経営計画を策定いただくことが
一つの目標であるのですが、その根幹をなすのが「池クジラ戦略」です。
「池クジラ経営」について詳しくは塾長の西浦の書籍
「高収益企業の“池クジラ”戦略」
を読んでいただきたいのですが、この講義では「あり方とやり方」の理論的な面と
事例企業を用いて池クジラを考え出す実践的な面の2部構成でした。
前半の理論については、
- 資源に限りのある中小企業は勝てる土俵(池)で勝負しなければいけないこと
- 「池クジラ」は「競争力」と「社員力」の2点に分解でき、これを突き詰めていけば「強くて愛される会社」になるということ
- クジラとなるためには、独自コア能力とヒト(社員)を高めなければならないこと
などについて、解説がありました。
事例企業を見ておりましても、いずれもリーダー企業の物真似ではなく独自性を貫き続けた
結果として「池クジラ」に辿り着いたわけです。
この一年間を通して自社のことを深く知り、そのうえで自社としての「池クジラ」のきっかけを掴んでいただきたい、と思います。
そのうえで、後半はワークを交えながらの実践編です。
「池クジラ」を産み出す思考法をお伝えいたしましたが、ワークでは皆さま苦労されている様子が伺えました。
しかし、与えられた情報から「池クジラ戦略」を産み出すトレーニングができたと思いますので、次は自社をベースに現状分析を行っていただく課題に是非取り組んでいただきたいと思います。
今回から個別伴走コンサルティングセッションが始まりますので、上手く伴走コンサルタントを使って思考の整理をしていただければと思います。宜しくお願い致します!
最後に、第2講のアンケートから塾生の感想の一部をご紹介いたします。
- 独自コア能力を考えるのが難しかったです。
- SWOT分析などまだ完全に理解できていないので、これから復習や伴走コンサルタントに聞いていきたいです。
- 既存の枠についてとてもハッとしました。講義を聞いていて自社に当てはめるのは難しいのではないかと思っていましたが、視野を広げて考えたいと思います。
- グループディスカッションでの独自コア確立の部分について、メンバーの意見が自分では考えつかない意見が出て自身の学びにつながりました。
- 池クジラ経営のやり方について、非常に難しいと感じました。しかし非常に大切なことであると理解しました。
次回は「マーケティング」についても学んでいきます。
講師はアタックス・セールス・アソシエイツ代表の横山が務めます。
引き続き、よろしくお願いいたします。