アタックス社長塾 プログラムディレクターの長谷川です。
先日、第17期社長塾の第14・15講を開催いたしました。
社長塾は「実践的な研修」であるとお伝えしておりますように、皆さまの会社の経営に生きる知識やスキルをお伝えし実践いただくことを重要視しております。そのために、個別に伴走するコンサルティングセッションを講義とは別に設けており、フォローアップをしております。
今回からは「どのように実践していくか」を熟考いただく”計画策定実習”がスタートいたします。この二日間のテーマは「自社の環境分析」と「経営変革方針の策定」が主なテーマでした。
社長塾のキーワードである「池クジラ戦略」の土台作りといえる内容でした。
一つ目の「自社の環境分析」については、これまで行ってきた事後課題が講義の内容を踏まえた自社分析となっておりますので、そちらをベースに進めていきました。
具体的には、課題に取り組んだころから時間が経過しているので最新の情報にアップデートすること、そして他の分野の分析結果を踏まえて関係性を見ていく、ということです。内部環境や外部環境を往復しながら、検討を深めていくのがポイントです。
予め取り組んでこられたものの、改めて全体を見返すと深度がこのくらいでよいのか、と色々と多面的に見直していただけていたので有難かったです。
この分析結果を踏まえて二つ目の「経営変革方針の策定」に入るわけですが、これはいわゆる「クロスSWOT分析」による強制発想法を用いたものになります。
先の分析により得られたS(強み)W(弱み)O(機会)T(脅威)をもとに、それぞれ掛け合わせて変革方針を立案するというものです。
この方針の策定にあたっては、ゼロベースでの思考が求められ、現場を見ている経営者の方は特に「当たり前」と思っていることに引っ張られて大変苦労されておられました。その都度、あるべき姿やWhy(何のために)を質問し、現状に引っ張られないようにアドバイスを行いました。
この後は、メインとなる経営変革方針を選択し、「お客様/提供価値/独自コア能力」の3つに整理して「池クジラ戦略」の土台作りを行いました。
この
【環境分析→経営方針の立案→行動計画・数値計画(この部分は次回のテーマ)】
という流れは、塾修了後も経営計画の立案の基本的な流れとして身に付けていただきたくて、
次回の宿泊研修でもみっちりと熟考&アウトプットを行っていきたいと思います。
※実習中の伴走はこのような形で行っております。
最後に、今回のアンケートからコメントを抜粋してご紹介いたします。
- 経営変革方針について方向性と何をしないといけないかはある程度固まってきたので、具体的に何をして、どうするまで落とし込んでいきたい。
- 一つの事、物に集中、固執しすぎていて、中々自分の中で納得いかなかった。ですが、また違った物を一つ取り入れたことによって、かなり考え方も変わって来たので、もう少し視野を広げて見つめ直していきたいです。
- それぞれの資料に一貫性があるのか、SWOT分析をもう一度考え直し、視野を拡げたい
- 課題を進めていくと、前項の修正を気づく事が多々あり、残りわずかさらに考えます。
- 定性と定量で説明が出来ないと感じました。計画策定をしっかりまとめて語れるようにします。
さて、次回は、今回と同様に東京会場での一泊二日の予定で、
第14講:計画策定実習③
第15講:計画策定実習④
を行います。
来年2月の計画プレゼン大会の日にちが見えてきておりますが、年の瀬の業務多忙な時期だと思いますが、1年間の集大成です。悔いのないように取り組んでいただきたいので、一緒に走っていきます。引き続き宜しくお願い致します!