アタックス社長塾 プログラムディレクターの長谷川です。
アタックス社長塾の2022年度春コース(第19期)が先日開講しました!
初回は2日続けての研修で、第1講と第2講を行いました。
第1講、第2講は「強くて愛される会社の経営論」ということで、この社長塾の重要テーマである
「①理念経営、②財務アタマ経営、③池クジラ戦略」です。
今回学ばれたことを活かして「強くて愛される会社を創り上げるにはどうすれば……?」ということを
考えていただく回となりました。
第1講では「理念経営」と「財務アタマ経営」についてで、主に「愛される会社」について考える機会となりました。
環境変化の激しい令和の時代では、会社の経営目標は業績だけではなく「社員の働きがい」も両立させることが求められ、
そのためには「経営理念」と「行動環境(信頼、自律、規律、ストレッチ、サポート)」が重要です。
著書である「高収益企業の“池クジラ”戦略 」にあります伊那食品さまやでんかのヤマグチさまの事例も交えて
西浦塾長より解説がありました。
初めて聞かれる話もあり、講義後のアンケートでは、
- 理念経営が大切だということが改めて理解できました。社員は将棋の駒ではない。経営者と社員の心を通じ合わせなければいけない。
同じ方向を向いて気持ち良く仕事ができるようにしなければいけないことが理解できました。 - 理念経営の重要性を学ぶことができました。また、「ありがとう」の効能について深いと感じました。
グループワークで他者のご意見を聞き、自身の考えが浅いことに気が付かされました。 - 中小企業は大企業と違う戦略を取ることが重要ということ。一般的な経営学は株主第一主義であり、中小企業には適用しにくいものであるということ。
グループワーク②の題材は耳の痛い内容であり、他の人の考えも聞けて勉強になりました。 - 経営者は常に強い気持ちを持って、会社を永続しなければならない。
- 学生の頃に学んだ、企業の一番の目的は利益の追求でした。
しかし、利益の追求よりも社員の幸福度を上げることが、より崇高な目標であると感じました。
という声をいただきました。グループ内での意見交換も含めて、この社長塾での方向性について理解を深められました。
第2講では主に「強い会社」について、「池クジラ戦略」を一日かけて学びました。
先の書籍「高収益企業の“池クジラ”戦略 」でも言及されておられましたが、池クジラの必須要件が5つあり、
- 業界の非常識に挑戦
- 社会的課題を解決
- 価格競争はしない
- 有事に強い
- 社員が自律できる行動環境
です。この具体事例として東海バネ工業さま、さくら住宅さま、サンキュードラッグさま等について解説を行いました。
また、「池クジラ戦略」について社長塾を通して熟考いただくにあたり、でんかのヤマグチさまの事例をベースに
必要なフレームワークを学びました。
講義後のアンケートを拝見しますと、
- 池クジラについて学んだが、自社に落とし込めるか不安はある。復習も行い、課題の自社分析を行いたい。
- 状を知るために、外部、内部の両面から様々な分析手法を用いて判断できることを知れた。現状を正確に把握する術として取り組みたい。
- ワークを通じてSWOT分析、池クジラ経営について理解できました。ただ、立案した計画を実践するのは容易ではないと感じています。
- トーリー構想の「フレームワーク」をでんかのヤマグチの例でトライ出来た事で、自社について検討するための準備が出来た。
- 池クジラの組み立て方や池クジラを組み立てる上で必要な分析手法が非常に勉強になりました。今後、経営していく上で、環境分析などを行い数字で提示することが重要だと感じ、社内に落とし込もうと強く思いました。
のような声をいただきました。また、受講生である一人の社長からは、
『発表を聴いていると、やはり経営者の集まりだとつくづく感じました
経営者はやはり、いつもアイデアと熱意を持っていなければならないと思いました』
という感想もいただきました。まだ始まったばかりですが、ご自身なりの経営理論を創りあげていただければと思います。
さて、次回は5月下旬の講義です。
第3講は「長期安定利益を絶対達成するマーケティング戦略(講師:株式会社アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役社長 横山 信弘)」
です。
引き続き頑張っていきましょう!宜しくお願い致します!