お疲れ様です。アタックス社長塾の長谷川です。
先日開催されましたアタックス社長塾(第19期)の第5講および第6講の開催レポートをお届けいたします。
この2講は「数字で経営を語るための財務分析」という財務をテーマとした講義です。
受講生の多くの方が「財務の知識を習得したい」「財務の理解不足が課題」ということを言っておられます。
その声にお応えすべく、2日間の講義を受けるにあたり「数字に対する苦手意識をなくすこと」はもちろん、決算書から経営状態を読み取る力を習得することがゴールです。
早速、受講生の講義後の感想をもとに、開催レポートをお伝えしていきます。
*今回は、ケーススタディ(事例研究)が豊富で、グループディスカッションも多く行いました。
- 決算書から会社の歴史や傾向を読み、判断できる広さ、深さが思っていたよりも大きいと感じた
⇒決算書は貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CF)の3点で成り立っていることを講義ではお伝えしました。
BSはこれまでの会社の積み重ねにおける「ある一時点」をみたものに対し、PLとCFは1年間における利益やお金の動きについて示したものになります。
おっしゃる通り、3つのシートを連動させることにより会社の状態を推し量ることが出来ます。
今回お伝えした「決算書を読み取る型」をご自身のものとすべく、繰り返し自社の決算書を見続けてください。
- 基本的ですが、「経営とはお金を調達し、投資し、回収すること」であり、自社の存在価値を客観的データとロジックで話せるために決算書を読める、話せることが重要
⇒「経営とはお金を調達し、投資し、回収すること」という意識は、2日間の研修の中でも最も重要だと私は思います。
調達→投資→回収→調達→……のサイクルにおいて、3つの要素のどれが欠けてもダメです。
また、決算書が読める、話せることは社長だけではなく、経営層・幹部の方々も社長と同じく数字が読めるようになってくると会社は強くなります。今回学ばれたことを社内で広めていただけると宜しいかと思います。
*オンラインで受講されている方も、会場参加の方と同じくディスカッションに参加いただきました。
- 自社の決算書のみを眺めて、理解した気になっていたが、様々な指標や同業他社との比較の観点をレクチャーいただき、大変勉強になった。
⇒自社の決算書を見る場合、多くの方は損益計算書の「売上高」や「営業利益」などの収益面や貸借対照表の「自己資 本」などの安全性を主にみている方が多いです。
確かに、現状を把握する上では、いわゆる「キャッシュがどのくらいあるのか」という視点からみることは重要ですが、そのうえで「自社の儲ける仕組みがどのくらい機能しているのか」という点で財務分析を行っていただくことも同様に重要です。同業他社との比較では、自社の経営状況の良し悪しや強み弱みを理解する上で役に立ちます。
*決算書をもとに現状把握~問題点の抽出~解決策(対応策)の立案まで、決算書から読み取れる情報は思っている以上にあります。
- ケーススタディでの財務分析、悩んだ部分はあったが、グループでの意見を聞く中で「財務指標」の見方を考えることが出来た
⇒有難うございます。このワークのメリットの一つは他者との意見交換にあります。
自分の気づけない数字の読み方などを、他者の言葉から気付くこともございます。事後課題では、自社の財務分析について検討いただくことになっておりますが、ご不明な点等ありましたら、遠慮なくお申し付けください。
さて、今回の財務の話に続けて、次回は計画経営、業績管理に関する講義となります。
第7講:計画経営の成果を測定する業績管理制度
ということで、第7講の講師は、
株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 執行役員 伊原 和也が務めます。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします!!
☆お知らせ☆
社長塾の第20期受講生を募集中です!
募集期間は2022/9末まで。
詳細は社長塾HPをご覧ください。
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