お疲れ様です。アタックス社長塾の長谷川です。
今回は、先日開催されましたアタックス社長塾(第18期)の開催レポートをお届けいたします。
第13講では「強くて愛される会社の人財採用戦略」を、
第14講では「価値創造計画の策定実習②」を行いました。
講師は、第13講が株式会社アタックス・セールス・アソシエイツの採用コンサルタントである酒井 利昌が務め、
第14講では社長塾のディレクターの小島とプログラムディレクターの私が務めました。
まずは、第13講からお伝えいたします。
【第13講:強くて愛される会社の人財採用戦略】
講師の酒井は書籍「いい人財が集まる会社の採用の思考法」の著者で、様々な媒体やセミナーへ引っ張りだこの「採用コンサルタント」です。
彼が今回講義を通じてお伝えしたことは「やり方」ではなく「あり方」。
どのような人財が必要なのかという「あるべき姿」からの逆算思考で採用を考える「思考法」から話していただきました。
世の中でよく聞く「人出不足」「人が採れない」「人がすぐ辞めてしまう」「なかなか定着しない」という問題には、実は採用する目的が不明確であることが事実としてあります。
講師の印象的な言葉で、
「御社が採用する目的を「人が欲しいから」とすると、それを求職者が聞いたらどう思いますか?」
があります。誰でも良いから人が欲しい、と言っている会社に人が集まりますでしょうか?
「求職者のためにも、目的や人物像を明確にしましょう!」
というのは当たり前のようで「ハッ!」とさせられた話でした。
それでは、受講者の感想から見ていきましょう。
- 採用目的の言語化ができておらず、募集広告を出しても認知はさせられるものの求職者の関心や行動まで繋げられていない気がしていますので、見直したいと思います。
⇒ありがとうございます。この方以外にも「言語化が出来ていない」と答えられた方が非常に多かったです。
採用基準は価値観とスキル(顕在化しているものと潜在化しているもの)の総和だという話もありました。
採用してから、働きづらさをなくすためにも、特に「価値観」の部分について言語化しておくことは重要だと思います。
- 採用活動について、候補者を集める・見極める・動機づける事の気づき。また明確な人材の採用の理由などが必要なことを学ばせていただきました。
⇒ありがとうございます。人財採用と言えば「集める(募集)」「見極める(面接)」ですが、「動機づける」という点も重要であることは、私自身も気づきでした。確かに、一緒に仕事をしていく仲間になるのですから、自社の目指す方向を指し示して一緒にやっていこう! ということを伝えることは「愛される会社」では当たり前のことです。
ある会社では社長がブログを書いておられ、そちらで発信することも「動機づけ」の一つです。その他でも色々な方法があるので、是非試してみてください。
- 周りの採用に関わってない人に教えて学んでいないとなかなか大事さのレベルが一緒にならないので、採用の考えを統一しなくてはいけないなと思った
⇒おっしゃる通りだと思います。採用に携わっている方同士でも、それぞれの基準を持って求職者のことを見ています。そのため、採用過程が進んでいくと「なんで、この人がここまで残っているの?」というケースもあります。
そのためにも、改めて採用目的や採用人物像(価値観、スキル)などを整理した上で、すり合わせを行うことは重要だと感じます。
- 面接は会社と候補者がお互いに評価しあって成り立つ場と再認識を致しました。
⇒こちらのご意見、本当に大事だと思います!求職者も会社を見極める場が採用面接です。選ばれる会社になるためにも、求職者が入社することで得られるベネフィット(便益や嬉しさ)を求職者目線で伝えられるようにしておいていただきたいです。ベネフィットの中には「教育」も大事になっていますね。その会社に入社すると、自分はどのくらい成長できるのだろうか、というのも関心事項です。採用と教育はセットで考えていただければと思います。
【第14講:価値創造計画の策定実習②】
社長塾は経営知識を学ぶ場ではありますが、それは手段です。
目的は「強くて愛される会社の経営者になっていただくこと」で、そのために必要な知識をお伝えしています。
そして、知識は使わなければ意味がありませんので、「価値創造計画」を通じて実践してもらっています。
今回は、計画策定の2回目です。
前回までは主に「池クジラストーリー構想」を検討いただきました。今回は、その構想を実現させるために何をすればよいかという「行動計画」への落とし込みについてです。
- 10年後の経営変革方針の策定が難しい。どうしても現状の考えの枠内で考えてしまう。自社でどんなことが未来できるか信念を持って考えていきたい。
- 受講当初から悩んでいる池クジラストーリが難しい。
- 変革テーマの抽出が難しいと感じています。
⇒このようなご感想をお持ちの方が多いように思います。池クジラの「池」は前回の渡辺顧問の話にもありましたが、気づくか否かです。他社が出来ないことやらないこと、やりたがらないこと。言葉にすると簡単に思えますが、実際はずっと見続けている必要があります。まだ時間はありますので、じっくりと検討してみてください。
- 具体的に自社を言語化していくのが難しい
⇒有難うございます。自社で当たり前と思っていることが、実は他社では当たり前ではない、ということは良くあります。些細なことでも、です。社長塾では、各講義ごとで切り口となる事後課題を出しております。改めて、見直していただければと思います。
さて、次回は「資金調達」の話と「計画策定実習③」に関する講義となります。
第15講:経営者の資金調達と金融機関と適切に付き合う方法
第16講:価値創造計画の策定実習③(実行計画の策定、焼き入れ)
です。第15講の講師は株式会社アタックス 執行役員 松野 賢一が、
第16講は14講と同じく社長塾のディレクターの小島とプログラムディレクターの私が務めます。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします!!
☆お知らせ☆
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募集期間は2022/9末まで。
詳細は社長塾HPをご覧ください。
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https://attax-shachoujuku.com/news.html?id=215