お疲れ様です。アタックス社長塾の長谷川です。
今回は、先日開催されましたアタックス社長塾(第18期)の開催レポートをお届けいたします。
第15講では「経営者の資金調達と金融機関と適切に付き合う方法」を、
第16講では「価値創造計画の策定実習③」を行いました。
講師は、第15講が株式会社アタックスの金融ソリューション質の室長である松野 賢一が務め、
第16講では社長塾のディレクターの小島とプログラムディレクターの私が務めました。
まずは、第15講からお伝えいたします。
【第15講:経営者の資金調達と金融機関と適切に付き合う方法】
講師を務めた松野さんは大手都市銀行に勤めていた元銀行マンで、現在は金融・財務戦略面での中堅中小企業の支援を
行うコンサルタントです。ですので、様々な事例や経験談を講義の中でもお話しいただきました。
それでは、受講者の感想を見ていきましょう。
- 銀行との付き合い方は参考になりました。決裁権限がある「部店長」と関係を構築する。
- 銀行との関係に悩んでいたので勉強になった。今後どう風に銀行と向きあえば良いか分かった。
- 決裁者を見極めていくことが難しいと感じた
⇒3名の方とも近しい感想を述べておられます。
今回、私自身も勉強になったところが金融機関との付き合い方、です。
経営を財務的に説明すると「調達、投資、回収」の3つに集約される、というのは第5講、第6講の財務の講座
でもお伝えしているところで、いかに「調達」が重要かという話です。
そのうえでの「付き合い方」。講師の松野さんが言っていた話で、
「彼ら(金融機関)との共通言語である数字で自社のことが語れないと良い関係が築けない」
ということはとても印象的でした。
改めて、財務に関しても見直していただければと思います。ありがとうございました。
- 会社を拡大していくために資金調達の大事さと運転資金、設備資金の内容が今回の気づき
- 企業の成長段階と資金需要に関して、成熟期で安定的な資金を確保する必要があったと再認識しました。
⇒こちらも2名の感想を取り上げます。まさに、おっしゃる通りですね。
事業を立ち上げて、ずっと成長期はあり得ません。経年による環境変化にどのように適応していくか。
新しい価値を生み出して、会社を成長させていくことの重要性についてもグラフを用いて解説いただきました。
拡大と衰退を繰り返して会社は成長していくものだと話がありましたので、資金調達のタイミングについて
戦略的に検討いただければと思います。ありがとうございました。
- 銀行業態の特徴がよく分かった。
- 金融機関との付き合い方と、金融ごとの違いの表がとても勉強になりました。
⇒さすが元銀行マン! でしたよね。普段の業務上ではなかなか普段お目にかかれないグラフや話も多かったので、
経営業務の中でご活用いただけることを願っています。
【第16講:価値創造計画の策定実習③】
今回のレクチャーは3回目、計画策定実習としては最終回です。
計画の仕上げの内容と発表大会に向けたプレゼン準備をテーマに行いました。
- 社員が納得できるように経営変革のストーリーをもっと明確にしていきたいです
- 入れ込む事柄はだんだん決まってきましたが、まとめ方をどうしようか考えています。
⇒計画策定は佳境です。計画の骨子は決まっていて、どう肉付けするか、という段階の方もいらっしゃいます。
そこで、改めて計画を通して「何を実現したいか」「一番社員に伝えたいことは何か」という計画のコアの部分を
見直していただけますでしょうか。
計画の方向性が具体的になるにつれて「やり方」に目が向きがちになりますので、「あり方」の実現のために
「やり方」があるという認識でストーリーを検討いただければと思います。ありがとうございます。
- 計画の目的は社員に実行してもらうとの事は目からうろこでした。
- 思いを正確に伝える事の難しさ。
⇒いずれもプレゼンの話です。計画は「あくまでもツール」で、社長の考えや想いを見える化したものです、
という話をしました。また、会社の定義についても併せて話をしたので、このようなご感想をいただけたかと
思います。
また、「正確に伝える」ということに言及がありましたので、一つお伝えします。話が伝わるプロセスについてです。
- 話し手の考えや想いを「言葉」という形に置き換える
- 「言葉」を聞き手に渡す
- 聞き手が受け取った「言葉」を自分の知っている「言葉」に変換する
- 変換された考えや想いを聞き手自身が理解をする
上記の①~④のプロセスを経て「伝わる」のですが、私なりのポイントは①と③の「変換」です。
ここに話し手と聞き手のズレが発生していると、考えや想いは正確には伝わりませんし、「変換ソフト」は過去の
経験の蓄積により形成されます。
つまり、考えや想いを正確に伝えるためには、話し手は聞き手が知っているであろう「言葉」に変換をして
対話をしなければいけません。この話が参考になりましたら幸いです。
- 時間を造りながら、内容を練っていきます
- 作成を頑張らなくてはと思いました。
⇒コメントありがとうございます。日常の業務で多忙かと思いますが、こういう機会は一生のうちにそんなに
多くはないので、伴走コンサルタントともども是非頑張っていきましょう!
さて、次回は「第17講:経営者の話し方・伝え方」に関する講義となります。
第17講の講師は日本話し方センター 代表の横田 章剛が務めます。
10月の価値創造計画のプレゼン大会を控えての講義ですので、プレゼン対策の目的もあります。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします!!
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