第19期アタックス社長塾 第10講と第11講を開催いたしました。 | アタックス社長塾

第19期アタックス社長塾 第10講と第11講を開催いたしました。

2022年10月17日

お疲れ様です。アタックス社長塾の長谷川です。

今回は、先日開催されましたアタックス社長塾(第19期)の第10講と第11講の開催レポートをお届けいたします。

第10講のテーマは経営ビジョン、第11講のテーマは経営計画策定に関するものです。

第10講は社長塾ディレクターの小島さんが、第11講は小島さんと私、長谷川が講師として登壇させていただきました。
早速、講義の振り返りを行います。

第10講では経営ビジョンの他社などの事例説明を通して、多くの人から愛される自社の将来のありたい姿を、経営ビジョンで表現する方法をお伝えしました。
ビジョンを「どうつくるか」という手法よりも「どう描くか」に重きを置いた講義でした。

「経営理念」との違いについてよく質問を受けることがあるのですが、「経営理念」は最終到達地点なのに対して、「経営ビジョン」はそこに向かってのある時点での到達点(通過点)です。
そのため、創業者や会社の歴史により定められたものが「経営理念」にあたり、時代時代に会社を率いる経営者が示すものが「経営ビジョン」になります。

『理念があって、それを見える化したものそれがビジョン』

講義の中でもご紹介した、この一文が経営ビジョンを的確に表していると私は思います。

それでは、受講生のご感想を見ていきながら、もう少し講義を振り返りたいと思います。

  • 「自社がどうありたいのか」の芯をしっかり持ったビジョンを持つこと。ワクワクするビジョンを示すことが大事だと感じました。大胆な目標を持つ。
  • ビジョンとは、自らの目で見て帰ってきたかのように語れるものであり、映像として想像する目標は実現したい大胆なもので、私たちの公共の夢でみんながワクワクするものであること。
  • 「未来から見てきたように語れる」はビジョンをイメージする際にとてもわかりやすかった
  • ダメな経営ビジョンのなかに「ワクワクしない」という項目がありましたが、全くその通りだと思いました。そうでなければ、ビジョンは社員にとって「社長がたまに発表するもの」でしかなくなってしまうと感じます。
  • 経営理念は明確に存在価値を表現しているが、ビジョンはKGIに近くなっていた経営ビジョンの将来のあるべき姿を描き、定性的にワクワク感を社員が持てるものにしたい。先をイメージするのは難しいが、大胆に描きたい
  • 「会社は経営理念や経営ビジョンを実現させるために存在しているもの」という言葉が非常に刺さりました。自社の存在意義やどのように存続していくかを改めてしっかりと考えていかなければと感じました。
  • 経営理念と、経営理念の違いについて、あらためての気づきがあった。
    ・経営理念  → 企業としての存在意義
    ・経営ビジョン→ 将来どういう姿になっているか
  • ソフトバンク)孫氏の「タイムマシンで未来に行って、100年後の世界はこうだった。だからその会社を作るには今こうしておかなければならない」という例が、分かりやすかった。
  • 人を惹きつけるイメージ。
    大胆な目標を抱えること。
    ワクワクさせる言葉で伝える。

⇒こちらでご紹介させていただくものは経営ビジョンに対する理解を深められたことに関するものです。
皆さま、ありがとうございます!
今回の講義では、講師から経営ビジョンについて様々な切り口で解説させていただきました。
そのため、印象に残った言葉が多く出てきたようです。
その中で「大胆な目標を」ということに多くの反応が寄せられました。
是非、事後課題の機会を通じて、大胆な目標=志の高いあるべき姿を描いていただければと思います!

  • KGIでしっかりした目標を定めないと何も始められないんだと理解しました。
    ビジョンと未来計画がとても重要だと気づきました。
  • 定性的なゴールと定量的なゴールの両方が必要

⇒良い気づきのご感想をいただきました。ありがとうございます!
経営ビジョンは「ある時点での目標」です。
この時、目標を定めるためには2軸必要で、ひとつは時間軸、もう一つは数値(数量)軸です。
いつまでに、どのくらい達成するのか。ここを定めることで、あるべき姿は具体的になってきます。
その点も意識して、あるべき姿をご検討ください。

  • ビジョンの重要性を改めて学ぶことができました。
    社内浸透が課題です。
  • ビジョンは「皆がワクワクする」ことが大切なポイントの一つ
    →社員への浸透が課題となるなかで大きな気付きであった。
  • 社長がつくられた企業理念が会長世代のスタイルを言語化したものであるのではないかと感じられた。また、ビジョンの社内への浸透が不十分なため、これを機に具体的な取り組みをスタートさせます。

⇒こちらはいずれも「ビジョンの浸透」に関するものです。ご意見、ありがとうございます。
例えば、弊社のミッションでありビジョンでもある「社長の最良の相談相手となる」というもの。
これは220名いる弊社の社員全員に浸透しています。
その理由として、私は「言葉の平易さ」にあると思います。
誰でも分かる言葉、単純な表現の方が共通したイメージを持てるので伝播しやすくなると思います。
参考になりますと幸いです。

次は、第11講です。
この社長塾では「価値創造計画」という中長期経営計画の策定を後半戦では行います。
その理由として経営ノウハウやスキルをインプットすることとアウトプットすることは違うことが挙げられます。

どのように自社に落とし込んでいくのか、また学んだことを応用していくにはどのようにすればよいのか。この部分について、計画書という形に整理し、経営の現場で表現していく過程を社長塾で実践いただきます。

今回は過去取り組んでいただきました事後課題(自社の環境分析)の振り返りとそれを使って「池クジラ・ストーリー構想」について検討をいただきました。
受講生のご感想を見ていきながら、講義を振り返ります。

  • これまでの事後課題の再考が必要と感じた
  • SWOTの強みを引き出し切れていないと感じました
  • 半年前の現状分析がもう古くなっている(状況が変わった)ことに驚きを覚えた。
  • 第2講の事後課題時と比べて、知識が増え、検討もより真剣みが増す中で悩ましい。
  • 分析が不十分であると気づくことができた。
    今一度、分析の観点を一つ一つ考える時間が必要。

⇒ご感想、気づきのご意見をいただき、ありがとうございます!
実は、今回の実習のポイントの一つが「振り返り」です。
仰る通り、知識が増えたこともありますし、分析を広い視野で見ることができるようになったこともあります。
それらは内部環境の変化ですが、もちろん外部環境の変化もあります。
このため、自社分析(環境分析)は定期的に、修了されても継続的に行っていただきたいと思います。

  • 現社長の考えや方針を確認し、自身が今後どのように経営していくかをまとめることは非常に難しいと思いますが、経営者としての第一歩だと思い頑張ります。
  • 難しくて当然。そのために伴走者がついて助けてもらう。やるしかない。
  • 難しいことばかりですが、取り組みながら一つずつクリアしていければと思います。
  • 難題の山ですが、ひとつずつ練りながら作成していこうと思います。

⇒覚悟のお言葉を述べていただきました。ありがとうございます。
私たち、伴走コンサルタントとしましても、皆さまのより良い計画熟考をいただけるように努めてまいります! よろしくお願いいたします!

  • クロスSWOT分析について、分析のヒントを並べてみることで、新たなアイデアが思いついた。
    自分の頭だけで考えていると煮詰まってしまうので、ヒントを参考に考えるのは良いと感じた。
  • 他業界のSWOTは興味あるので短時間で作ったものより事前課題にして共有した方が参考になると思いました。
  • グループの受講生の話はとても参考になり、ヒントになった。

⇒こちらのご意見もありがとうございます!
これから計画策定実習の時間が増えてきますが、よろしければ他の受講生の方とお話しされることはおススメです。
異業種だからこそ気づくことの出来る問いが、意外と皆様が悩んでいることの突破口というケースもあります。
是非、集合型研修のメリットを生かして、熟考いただければいかがでしょうか?

次回は、社長塾の受講生同士で強くて愛される会社を見学する「企業視察会」です。
視察先は「株式会社吉村」様です。
あるべき姿の一つとして、皆さまの価値創造計画づくりの大いに参考にしていただければと思います。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!!

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