お疲れ様です。アタックス社長塾の長谷川です。
今回は、先日開催されましたアタックス社長塾(第19期)の第13講と第14講の開催レポートをお届けいたします。
どちらの講義のテーマも「価値創造計画の策定実習」でした。
前回までは池クジラストーリー構想の検討を行っていただいてました。
今回の2日間では、
- 理念、ビジョン
- 変革テーマ(競争力と社員力)
- アクションプラン
- 3ヶ年の未来決算書
- 長期ロードマップ
- 価値創造計画マップ
といったことについて自己検討を行っていただきました。
価値創造計画の全体像としては、今回までで全てをお伝えしました
あとは、
「どのような会社にしたいか」
発表大会の3月まで、皆さまそれぞれが考えを深めていただけるように伴走を続けてまいります。
それでは講義の振り返りを、
受講生のご感想を見ていきながら行っていきます。
- 一人で計画書の作成を進めるのでは行き詰まりそうな所を、他の受講生と意見交換しながら行うことで、頭の整理につながった。
- 今までの課題で少し停滞したところありましたが受講生の皆さまの熱意を再認識し、習うより慣れよの精神で引き続き進めて参ります。
- グループシェアの時間が多く、様々な気づきにつながりました。
- 自身の想いを言語化するのは非常に難しいですが、伝わって初めて意味を成すと考えているため頑張ります。
⇒皆さま、ありがとうございます。
今回の2日間は多くの時間を受講生同士のグループシェアに充てさせていただきました。
他の受講生の視点を通して自社を見ることにより、新たな気づきを得ていただければと考えたためです。
また、普段思考していても他の人に話すこと(アウトプット)がなければ、言語化力は高まってきません。
社員の方々に社長の考えや想いは伝えるということは非常に大切なことですので、
今後の研修でも、ご自身の意見をもっと話していただけるよう時間を取っていこうと思います。
- 目指す姿と現実の足元とのギャップをどう埋めていくか。整合性が取れるような価値創造計画を作っていきたいと思います。
- 変革方針とアクションプランの整合性があるのか。より良いアクションプランとするか、変革方針を再考するか。
- 長い期間かけて行ってきたので価値創造計画が全体で整合性が取れていない部分があった
- 社員力と競争力の相互作用が出来ているか、筋は通っているようにすることがなかなか出来ていないです。
- 理解はできたが、自社に当てはめて考えると、整合性が合わなく行ったり来たりで修正しつつ、資料作成を進めていきます。
⇒ご感想いただき、ありがとうございます。
こちらの共通点は「整合性」です。
自社のあるべき姿である「経営ビジョン」が明確になってくるほど、現状との比較による問題設定もハッキリしてきます。
このあたりがボヤけていると後ろのアクションプランまでの辻褄が合わなくなってきますので、
まずは上流の設定の見直しを改めて行われると良いと思います。
また、設定した問題から「ロジックツリー」で整理してみるのもおススメです。
※因果関係(縦の論理)を思い出してください。
- 売上をどのように伸ばせばよいかの施策
- コスト面の改善をメインとする戦略における、売上の具体的数値設定。
- 数字の根拠が必要なのか、目標の設定がもう少し解像度を高くする必要があると感じました。
- 未来予測を立てるものの、絵に描いた餅になってしまうような気がします
⇒ありがとうございます。
数値計画に至るまでの考え方ですが、基本は「売上=客数×客単価」などの分解作業です。
売上を上げていくのであれば、客数を上げていくのか、客単価を高めていくのか。
どのくらいの数値目標で、どのくらいの期間をかけて行わなければならないのか。
お客様も新規客なのか既存客なのか。
どのセグメントに分けて考えていくのか、など。
どんどん分解して考えてみてください。
そうすれば、具体的なアクションプランとの繋がりも実感でき、
「絵に描いた餅」にならないような数値計画を検討できると思います。
今回の振り返りはここまでです。
次回は、第15講の「人財採用」と第16講の「資金調達」がテーマの講義を行います。
現在検討いただいている価値創造計画のヒントとなる講義となりますので、
引き続き、皆さまのご参加をお待ちしています!
今回の第13講と第14講、大変お疲れ様でした。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!