こんばんは。強くて愛される会社研究所の西浦美智子です。
今日は、10月16日(水)の視察先、但陽信用金庫さまについて、みなさまにお伝えしたいと思います。
今回の視察先さまは、とくに、差別化の難しい業界で悩まれているお客様には、ご参考になることも多いと思います。
まずはじめに、但陽信用金庫さまは、当研究所、立ち上げ4年目にして、はじめて行く、金融機関さまです。
銀行、、、というと普通は、差別化が、非常に難しい業界ですよね。
この差別化の難しい業界において、なにで「独自性」を生み出すのか。
桑田理事長は、「人」に尽きるとおっしゃっています。
差別化が難しい業界だからこそ、但陽信用金庫さまでは、職員の人間性で勝負し、お客様の心を掴んでいるのです。
では、なぜ、池クジラになれたのか??
但陽信用金庫さまは、徹底的に「人」で差別化をしています。
人間性溢れる社員たちが、やさしさと思いやりをもって、丁寧にサービスを提供したらどうでしょうか。
お客様はまちがいなくファンになると思います。
同社では、お客様との「取引」ではなく「おつきあい」
自らを「金融機関」ではなく、「地域のよろず相談所」と呼んでいます。
巷のニュースでは、表面上、「家族経営」と言って、不正をしている企業もありましたが、そんな表面上のものではなく、ほんとうの家族なんです。
新入社員は原則、社員寮に入ります。
そこでバーベキューやキャンプをしたりゴルフをしたり、理事長からじきじきに様々なことを教わります。
社員同士の信頼関係が生まれるのも、きっとこの時期ではないかと思います。
このときに培った、良好な関係性は、実際に業務を推進するうえでさまざまな場面で役立つのではないかと思います。
実際にわたしが、これまでに何度か、但陽信用金庫さまへ訪問したときに、社員同士の関係性の良さや、風通しのよい社風など、まるで澄んでいるかのような、いい空気を感じました。
また、同社の経営理念は「正義」「革新」「人間愛」です。
これもまた、金融機関らしくない理念だと、思いませんか?
社員はみな家族。人財の育成こそ、最も大事。
家族主義、人間愛の醸成こそが、強い独自性の発揮につながるといったあたりが学べます。
もっとも差別化が難しいと思われる、金融機関という業界で、
「人」によって、独自性を出し、メガバンクが入ってこれない領域で自社土俵をつくった。
差別化や独自性を出すのが難しい業界で、悩まれている経営者の方に、なにかしらのご参考になることがあると思います。
これらの「社員力」を発揮できる、背景には、しっかりとしたビジネスモデル、戦略があります。
具体的な、ビジネスモデルや競争力、といった部分のお話は、当日のツアーで学んでください。
激動の時代にこそ、社員を大切にする。家族同然に接する。結局は、これが一番強いということを肌で感じてください。
皆様のお越しをお待ちしています。
強くて愛される会社研究所 西浦美智子