今できること:株式会社さくら住宅様 | 強くて愛される会社研究所

今できること:株式会社さくら住宅様

2020年6月24日

みなさま、こんばんは。

わたしたち、強くて愛される会社研究所の視察先のみなさまは

コロナにも負けず、次々と新しい取り組みを実行されています。

 

さて、本日は、当研究所の視察先さまでもある、

住宅リフォーム会社の「さくら住宅 様(神奈川県横浜市)」の近況を

お伝えいたします。同社には、昨年8月に視察ツアーで訪れています。

 

 

(2019年8月6日当研究所視察ツアーの際の記念写真)

 

 

このたびの、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、お客様の住居に入る

リフォーム業界は、大きな打撃を受けました。

 

当然、その影響はさくら住宅様の取引先でもある、職人さんたちにも

及び、二宮生憲社長は「仕事がない状況がいつまで続くかわからない。

職人さんたちは、きっと不安でたまらないだろう。」と行く末を案じました。

 

 

 

そこで、同社の外注先の職人さん40名に対して、

1名あたり10万円~30万円を何回かにわけて見舞金を配られました。

 

家族の人数に応じて、仕事が通常通りに戻るまでの間、贈り続けることを

決められたそうです。

その総額は1,000万円を超える見通しです。

 

二宮生憲社長は、「一緒に働く職人は社員同然。その生活を守るのは

経営者として当たり前」と述べられています。

 

見舞金の原資は、緊急時のために蓄えていた利益剰余金とのこと。

「会社も、大変な状況のときに、本当にありがたい。」と

思いがけない収入に、涙ぐむ職人さんもいるようです。

 

みなさまも、ご存知のとおり、当研究所名誉理事の坂本光司先生は、

「人を大切にする経営者なら、1年半分くらいの人件費を積み立てて

おくべきだ。」と、日頃からおっしゃっています。

 

ちなみに、さくら住宅様は、坂本先生のベストセラーシリーズ

『日本でいちばん大切にしたい会社5』にも、取り上げられ、

2015年「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の審査委員会特別賞を

受賞されています。

https://sakuraj.exblog.jp/23977779/

 

いつ支給されるかも定かではない国の給付金よりも、

こうした心温まるようなお見舞金の支給がどれほど

ありがたいことか。きっと、コロナが落ち着いた後は、

職人さんたちは、さくら住宅様のたいせつなお客様たちのために

誠心誠意、仕事に取り組まれるに違いないと思います。

 

 

 

リフォーム業界において、大手企業の熾烈な競争が激しい中でも、

なぜ、さくら住宅様には、多くのリピーターのお客様が存在するのか。

 

こうした日々の取り組みからも、さくら住宅様の「あり方」が

見えてきます。わたしたちも見習うことが多くありそうです。

 

今後も、強くて愛される会社研究所では、

さくら住宅さまの取り組みに注目していきたいと思います。

 

強くて愛される会社研究所

西浦 美智子

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