今回の視聴者は大正時代から100年近く続く
製紙原料と古紙リサイクルの会社
株式会社大久保の大久保薫社長。
昨年(2019年)11月に4代目として 事業承継したばかりという大久保社長が視聴希望したのはVideoFile NO6「伊那食品工業株式会社」。
少しずつ確実に年輪を刻む大木を企業の理想的な成長に例えた「年輪経営」、を提唱する塚越寛(ひろし)会長。 (撮影当時 現在は最高顧問) 近年は超大手企業の経営陣もその講演を熱望するほどの存在です。
塚越会長の貴重な講演をあますところなく捉えた1時間24分。 DVDでの「視察ツアー体験」で大久保社長が見たものとは?
自分も会場の席にいると思えるほどの臨場感を感じました。
臨場感を感じたのはどのような部分ですか?
例えば普通の記録ビデオなら質疑応答のときも講演者のお顔の映像ばかりということもありますが、 このDVDは複数のカメラで質問する方の表情も捉えているので自分もその質問に共感して成り行きを見守ったりする「参加している感じ」が味わえたんです。
大久保社長が今回「伊那食品工業」の視聴を希望した理由は?
やはり私自身が最近社長になったというのが大きいです。
就任直後のとき全社員と家族に「永続して輝き続けられる会社にしたい」と話したんです。 だから塚越会長の年輪経営とはどのようなものか、直に接したいと思いました。
実際にお聞きになった感想は?
永続ってやはり結局は人とのつながりで続いていくものだと。 私自身は人間力をどう高めていくかを考えています。 古紙の仕事は私ひとりではできない、社員みんながいるから会社がある。
塚越会長はまさにそのことを教えて下さっていると強く思いました。
印象に残っている場面はありますか?
私と同年代の社長さんが塚越会長に「どうしたら社員を行動させられるんですか?」と質問したら「あなたは私の話を聞いていたのですか?」と返された瞬間がありました。私も一緒に驚いてピリッ!と気が引き締まりました。
やはり「やり方」を聞いてしまうんだなと、わかりやすいヒントが欲しいんだと。
実はそれがいまの私たちの「あり方」になってしまっている。 塚越会長にバシッと指摘された会場の空気がひしひしと伝わってきました。
このDVDがお手元にあったらどのようにお使いになりますか?
私はこれから同じ方向を向いて共に進んでくれる幹部や上長たちをたくさん作っていかなければいけないので、このDVDならそのキッカケになるんじゃないかと思いました。
そのためにはただ「見ておいて」と渡すだけではダメで、どう思ったとかお互いのアウトプットを共有できる場作りをして一緒に体感する。
自分の会社だったら何ができるか、そういうところまで考える「題材」として使うのがこのDVDの正しい見方だなって思いました。